LTVとCACで塾集客の“ムダ”を見える化する!数字でつくる販促戦略の地図

皆さんこんにちは!塾エイドです。
塾の多様化・ 少子化が進んでいる今、生徒募集はますます難しくなっています。
皆様はそういった現状の中でどのような販促活動を行っているでしょうか。
広告費やキャンペーンへの投資も重要な判断のひとつですが、そのお金、「成果が出ている」と言える根拠はありますか?
この記事では、塾経営において重要な2つの指標、LTV(顧客生涯価値)とCAC(顧客獲得単価)に注目します。これらを理解し、活用することで、「なんとなくの集客」から脱却し、無駄なく成果につながる販促戦略の実現に一歩近づくことができる記事となっております!
また、塾エイドでは2025年6月に「販促」についてのセミナーを開催いたします!
塾の販促におけるトレンドや販促設計についてなど、塾の販促について様々な視点から学ぶことができる内容となっております。
本記事の最後にご案内いたしますので、そちらもぜひご確認ください!
目次
塾経営者がLTVとCACを把握していないリスク
多くの塾では、目先の生徒数増加に集中するあまり、「1人の生徒がどれだけの利益をもたらすのか(LTV)」や、「1人を獲得するのにいくらかかったのか(CAC)」が見えていないことが多いです。
たとえば、10万円の広告費で生徒が5人入会しても、その後すぐ退塾してしまい赤字になってしまったり、1人を獲得するのに5万円かかったのに、通塾期間が短く3万円分しか売上がでず、広告を出すたびに損失が出てしまったりします。
こうしたリスクは、LTVとCACを数値として把握していないことが原因の一つと思われます。感覚で広告を打ってしまっていると、資金と労力が無駄になってしまう恐れが・・・

そのような失敗をなくすために、この後の計算方法・活用方法をしっかりと学習しておきましょう!
LTVとCACは「販促の羅針盤」
塾経営において、LTV(顧客生涯価値)とCAC(顧客獲得単価)は、広告や販促が「どれほど効果的だったか」を測るための客観的な評価軸です。
これらを知らずに広告を打ち続けることは、地図もコンパスも持たずに登山するようなもの。気づいたら体力(予算)を使い切っているかもしれません。
■LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)とは?
生徒1人が通っているあいだに塾にもたらす売上の合計のことです。
たとえば…
- 月謝:3万円
- 年間講習費など:年間5万円
- 平均通塾期間:3年間
この場合のLTVは、
(月謝30,000円 × 12ヶ月 + 年間追加費用5万円) × 3年 = 150万円
となります。
これは、「生徒1人が塾にもたらす“真の価値”」を意味します。
■CAC(Customer Acquisition Cost:顧客獲得コスト)とは?
新しい生徒を1人獲得するのに、「いくら使ったのか?」を示す指標です。
単純な広告だけではなくチラシ・説明会などすべてに使った費用であることに注意しなければなりません!
たとえば…
- 広告費:15万円
- 説明会の準備・人件費:5万円
- 合計費用:20万円
- 入会者:5名
→ CAC = 20万円 ÷ 5人 = 4万円
■2つの数字をどう活かすか?
LTV ÷ CAC の比率が、塾の販促効率を示します。
目安は「LTVがCACの3倍以上」であれば健全な状態と言われています。

(【徹底解説】SaaS企業のLTVとCAC、ユニットエコノミクスの計算方法 - TimeSkipより)
このように、LTVとCACのバランスを把握しておけば、「広告費は高いか安いか?」ではなく、「投資対効果はどうか?」という視点で判断ができます。
活用のポイント:数字を経営判断に活かすには?
LTVとCACを算出したら、次に重要なのは「どう活かすか」です。以下の2つの視点で改善を図っていきましょう!
■LTVを高める(=生徒1人の価値を上げる)
- 継続率の向上:定期面談や学習成果の見える化で早期退塾を防ぐ
- 客単価の向上:季節講習やオプション講座の提案で収益を増やす
- 関係性の強化:保護者対応やフォロー体制を整備し、長期通塾を促す
■CACを下げる(=獲得コストを抑える)
- 反応の良い広告に絞る:費用対効果の高い施策に集中
- 体験・面談の質を高める:問い合わせからの入会率を上げる
- 紹介の仕組みをつくる:既存保護者からの自然な紹介導線を設計

*ユニットエコノミスト→LTV ÷ CAC の比率(【5分でわかる】ユニットエコノミクス(LTV/CAC)とは? 収益性と成長性を測る指標の活用法 | LISKULより)
この2つをバランスよく見直すことで、利益を出しやすく、持続的な集客モデルが築きやすくなります。 数字は“確認”だけでなく、“次の打ち手”を考えるためのヒントとして使いましょう!
ROI・ROASで「販促の収益性」を見極める
これまでは「生徒1人の価値」と「獲得コスト」を示すLTVやCACの説明をしてきましたが、今度は別の視点から販促について理解するために「販促施策全体の投資効率を測る指標」であるROIとROASについてみていきましょう。
■ROI(投資利益率)とは?
ROI=(利益 − 費用)÷ 費用 × 100
広告・販促にかけた費用に対して、どれだけ利益が出たかを表す指標です。
「その広告、儲かったのか?」を判断するのに使います。
【計算例】
- 販促費:10万円
- その広告からの売上:30万円
- 利益:30万円 − 10万円 = 20万円
→ ROI=(20万円 ÷ 10万円)×100=200%
ROIが高いほど、利益効率が良い広告施策と言えます。
逆に、ROIがマイナスであれば「広告で損している」状態です。
■ROAS(広告費用対効果)とは?
ROAS=売上 ÷ 費用 × 100
広告費1円あたり、何円の売上が上がったかを見る指標です。
「お金をかけた分、どれくらい返ってきたか?」を示します。
【計算例】
- 販促費用:10万円
- その広告からの売上:30万円
→ ROAS=(30万円 ÷ 10万円)×100=300%
ROASが100%以下=費用回収できていない状態。
200〜300%以上を目指せば、利益が出やすくなります。
ROIとROASは、販促がうまくいったかを「“結果”として見える化する指標」です。
これらを使えば、次の一手をブレずに打つことができ、広告費を本当に「生きた投資」に変えることができるでしょう!
まとめ:数字を味方に、次の一手を明確に
広告や販促は量でカバーするのではなく、戦略と数字の積み重ねが結果を左右します。
特に近年は、1人の生徒を集めるのにかかるコスト(CAC)が上昇傾向にあります。だからこそ、「広告を出すこと」よりも、「成果が出る広告に資金を使えているか」をチェックする視点が重要です!
LTV・CAC・ROI・ROASの4つを組み合わせることで、
「誰に・いくらかけて・どれくらい利益が出るか」を総合的に把握し、塾の経営判断に強い軸ができます。
今年の夏の集客戦略を立てる前に、ぜひ一度、紹介した指標を計算してみてください。
次に打つべき販促施策や改善点が、きっと数字から見えてくるはずですよ!
また、塾エイドは2025年6月に、学習塾の集客・販促にお悩みの方に向けて、「販促を検討するためのポイント」をテーマとしたセミナーを開催いたします。
皆さま、今春の集客(生徒募集)を振り返ってみて、いかがでしたでしょうか?
『色々販促してみたけど、効果を感じられなかった…』
『そもそも、販促の決め方が分からなかった…』という方もいらっしゃるかと思います。
本セミナーをご参考いただき、夏の販促のヒントにしていただければ幸いです。
【参加無料/WEBセミナー概要】
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2025/5/27更新


