第一回:小学校の英語教育 2020年より必修化した内容を解説【前編】

こんにちは!塾エイド事務局です。
塾経営者の皆さまは、必修化された小学校の英語教育についてご存知でしょうか?
学習指導要領の改訂に伴い、外国語の科目は中学や高校でも大きな変化があり、大学入試でも評価されることとなった「4技能化」のワードなどは注目されているかもしれません。
しかし、2020年度以降実施されている新学習指導要領では、小・中・高一貫した外国語教育の抜本的強化が行われているため、小学校での英語教育についての理解も欠かすことができません。
そこで本記事では、必修化された小学校の英語教育について、前後編にわけて詳しく解説していきます。今回の前編では、小学校の英語教育必修化の背景と変化の内容についてご紹介。
ご自身の塾に小学生クラスがある方、これから小学生向けにも授業を拡大しようと考えている方は特に必見です!
目次
目次
- 小学校の英語教育はなぜ必修化されたの?
- 必修化スタートはいつから?
- 授業にどのような変化があるのか
- まとめ
1.小学校の英語教育はなぜ必修化されたの?
今回の小学校での英語教育必修化にあたり、文部科学省は小学校3・4年からの外国語活動の導入の趣旨を以下のように説明しています。
グローバル化が急速に進展する中で、外国語によるコミュニケーション能力は、これまでのように一部の業種や職種だけでなく、生涯にわたる様々な場面で必要とされることが想定され、その能力の向上が課題となっている。
【外国語活動・外国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387014.htm
近年ますます重要度を増す英語について、さらにしっかりとした習得ができるよう、中学高校だけでなく、小学校の教育から一貫した学習を行うこととなったのが、今回の必修化の背景にあります。
カリキュラムも、「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の4技能を段階的に各学年の学習で取り扱い、中学校への接続を図ることを重視する内容となっています。
2.必修化スタートはいつから?
そんな、小学校での英語教育必修化。2020年4月からスタートしていますが、新型コロナウイルスの影響を受け本来の取り組みが満足にできていない学校もあるようです。
また、2022年度は小学校での必修化となった新カリキュラムの英語教育を受けた生徒が受験生になる年。中学入試での英語試験導入も進んでおり、着実に変化が進んでいます。
3.授業にどのような変化があるのか
ここからは、新学習指導要領で必修化された英語の授業内容について、具体的にどのような変化があるのかを紹介していきます。
大きな変化の一つ目は早期化。今までは5・6年生で行われていた「外国語活動」が3・4年生で行われ、5・6年生では新たに「外国語」が導入されることになりました。
そしてもう一つの大きな変化は、教科化。「外国語活動」の目的は言語や文化に触れることであるのに対し、「外国語」の教科では、文法、単語のレベルが上がるとともに、通知表に成績がつくことがポイントです。
では、3・4年生の外国語活動と5・6年生の外国語では、具体的にどのようなことを習うのでしょうか?
● 3・4年生
コミュニケーションの土台を育成するため、まず中心となるのが「聞くこと」と「話すこと」。これらの言語活動を中心に、年間35コマの授業(週1コマ)が設定されています。
外国語の音声や表現に慣れ親しむことが重視されており、歌やゲーム、クイズなどの体験型授業を通して聞く力、話す力を養います。
● 5・6年生
コミュニケーションの「基礎」を育成するため、「聞く」「話す」に加え「読む」「書く」についての学習も始まり、年間70コマの授業(週2コマ)が設定されています。中学校の内容が前倒しされているとも言えるでしょう。
具体的には、疑問詞、代名詞、動名詞、助動詞、動詞の過去形などの表現に加え、600〜700の英単語に触れることとなっており、以前と比べてレベルの高いものになっていることは明らかです。
ただ、ここで注意すべきなのは、中学校のように文法の授業が行われることはないということです。あくまで英語の表現に慣れさせるということが目的とされています。
4.まとめ
中学校に進み、本格的に文法の授業などが始まった際に出遅れることがないよう、塾としてもサポートをすることが求められるでしょう。
次回も、小学校での英語授業必修化の内容についてまとめていきます!
2023/1/25更新


