塾講師のための「マインドフルネス」【前編】 感性、共感能力、こころの知能ー塾講師に問われる「EQ」とは?どう高める? 

塾講師のための「マインドフルネス」【前編】 感性、共感能力、こころの知能ー塾講師に問われる「EQ」とは?どう高める? 

みなさんこんにちは!塾エイド事務局です。

「塾講師として、どうしたらより目の前の生徒の心に響く伝え方ができるようになるのだろうか…」

「毎日生徒と向き合い心を配ったり、塾の経営者として、たくさんの生徒の未来を背負い大きな責任を抱えたりする中で、自分のペースを保つのが難しい…」

日々の中の塾運営の中で、このような悩みを感じられたことはありますか?

今回ご紹介するのは、ストレス解消、集中力アップ、そしてこころの知能指数「EQ」向上の効果も期待される「マインドフルネス」です。

目次

  1. 塾講師にこそ必要なマインドフルネスとは
  2. 塾講師・塾運営にマインドフルネスが必要な理由2-1. こころの知能「EQ」とは2-2. EQの5つの要素2-3. EQの向上で期待できる塾運営への3つの効果
  3. おわりに

1.塾講師にこそ必要なマインドフルネスとは

近年メディアで頻繁に取り上げられていますが、「マインドフルネス」とは、”今、この瞬間に集中している状態”を意味しています

”今”に意識を集中させることで、過去の後悔や未来の不安などつい考えてしまう心配ごとを鎮め、一旦実社会から自分自身を切り離し、気持ちをリフレッシュさせることができます。

そして、自分の本当にやりたいことは何なのか、自分には何ができるのか、自分が何をすべきなのか等、自分の本当の気持ちを整理し未来への道筋を作ることに繋がります。

今回はこの「マインドフルネス」について、前後編の2本の記事でお伝えします。

今回の前編ではマインドフルネスの実践で目指せること、そして後編では、誰でも・すぐできる実践法をご紹介します。

2. 塾講師・塾運営にマインドフルネスが必要な理由

2-1. こころの知能「EQ」とは

近頃、多くの企業で実践されているマインドフルネス。

マインドフルネスを行うことで、ストレス解消、集中力アップなどの効果があると言われていますが、企業では「EQ(Emotional Quotient)」こころの知能指数の向上を目的に、マインドフルネスの実践を取り入れることが増えています。

EQの草分け的存在である米国の心理学者ピーター・サロベイとジョン・D・メイヤーによれば、EQとは「自分自身と他人の気持ちや情動をモニターし、見分け、その情報を使って自分の思考や行動を導く能力」であると定義されます。

勉強ができる、仕事ができる、といったような頭の賢さにとどまらず、EQ(こころ)をコントロールできるようになることがビジネスシーンでも求められるようになってきており、このEQが向上することで、日常を幸せな状態として居られるようになるとも言われています。

そして、生徒に向き合い、いかに生徒のモチベーションや学力を向上させられるかが期待される塾の世界では、このEQがもたらす影響はさらに大きいのではないでしょうか。

2-2. EQの5つの要素

では、このEQ。どのようにして鍛えられるものなのでしょうか?

具体的には、EQは以下5つの領域に分類できます。

https://chiik.jp/tpfxl/

①自己認識ー自分の内面の状態、好み、資質、直感を知ること

②自己統制ー自分の内面の状態、衝動、資質を管理すること

③モチベーション(動機)ー目標達成をもたらしたり助けたりする情動的な傾向

④共感ー他人の気持ち、欲求、関心を認識すること

⑤社会的技能(スキル)ー他人から望ましい反応を引き出すのに熟達していること

上記の5つの能力を意識して身につけることにより、マインドがあらゆる面でポジティブになり、自身の人生や生活を充実したものとさせ、周りへもいい影響を与えられるとされています。

2-3. EQの向上で期待できる塾運営への3つの効果

そして、EQを意識することで、以下3つの技能を発揮することができるようになると言われています。

①優れた職務遂行能力

「優秀さ」の要因は、純粋な知性や専門知識よりもマインドが2倍重要とされています。

一例ですが、米国の心理学者マーティン・セリグマンの研究によると、ポジティブ(楽観的)な保険セールスマンは悲観的保険セールスマンよりも1年目で8%、2年目で31%売り上げが多かったという研究があります。

つまり、EQを向上させ、ポジティブに塾運営、生徒指導を行うことが、学習塾の運営に大きな影響力を持つでしょう。

②リーダーシップ

卓越したリーダーシップを発揮する人の能力の80~100%は、情熱が占めると米国心理学者アルヴィン・ゴールドマンの分析で報告されています。

これは塾運営で考えると、生徒にとって講師は「情熱のある一緒にいて楽しい人かどうか」が重要なポイントであり、生徒がついてくるかどうかは役職や年齢ではないのです。

③幸せを生み出す能力

幸せはトレーニングで身につけることのできる事柄です。EQが高まり、心や感情の変化、経験に対する深い洞察を行うことで、まず講師・塾経営者自身の幸せを生み出すことに繋がります。

講師や塾経営者のベースラインが整うことで、一緒に過ごす生徒たちにも幸福感や満足感を伝播していくことができるでしょう。

3. おわりに

ここまで、塾講師のためのマインドフルネス・EQについてご紹介してきました。

前編では、マインドフルネスによって得られる効果である「こころの知能ーEQ の向上」が、いかにより良い塾運営のために重要かについて、じっくりお伝えしてきました。

後編ではいよいよ、「誰でも・すぐできるマインドフルネス実践法」をご紹介いたします。

次回もお楽しみに!

2022/10/25更新