塾経営者なら知っておきたい!デジタル化する学校教育「GIGAスクール構想」とは?【第1回 】

みなさんこんにちは!塾エイド事務局です。
ここ数年、学校教育は急速にデジタル化が進んでいます。
その背景にあるのが、「GIGAスクール構想」。
塾経営者のみなさまの中には、「GIGAスクール構想」について、聞いたことはあるけど何なのかはいまいちわかっていない、そもそも何のことかさっぱり!という方も多いのではないでしょうか。
また、理解はしているけど、塾運営においてどう活かせばよいかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんなGIGAスクール構想について塾エイドがわかりやすく解説します!
(2023年4月26日更新)
目次
1.GIGAスクール構想とは?
GIGAスクールとは、端的に言うと「学校のICT環境を整備することで、全ての子どもたちに個別最適な学びを届ける」ことを目的としています。
GIGAとは「Global and Innovation Gateway for All」の頭文字をとった言葉です。
文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」に対して、令和元年12月13日の補正予算案において、児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するための経費が盛り込まれました。その予算をもって、各自治体では学校のICT化の動きを加速させています。
このGIGAスクール構想が形になっていくことで、どのようなことが変わっていくのでしょうか?
2.GIGAスクール構想が形になることで変わること
① 子どもたちにとって、タブレットやPCを使って学習することが当たり前になる
普段の授業でのノートテイキングや調べ学習、またプレゼンテーション用の資料まで、学習にまつわる様々なことにPCやタブレットが関わっていきます。
ICT化が進んでいる自治体や学校では、10年前などでは当たり前に行っていたドリル学習なども、タブレットの学習アプリに代替されています。
また、学習を便利にする目的としてデバイスを使用するだけでなく、遠隔学習というような、学校に行かなくても授業に参加できるスタイルも当たり前になりつつあります。
特にコロナ禍において、感染防止の観点で学校に通わなくても学習ができることが望ましくなった関係で、この動きはより加速されました。
② オンラインでのやり取りが当たり前になる
LINEなどのメッセージアプリや、TwitterやFBといったSNSが全世代に普及している中で、以前よりもオンライン上でのインスタントなやりとりが主流になってきています。加えてGIGAスクール構想の後押しを受けて、学校やクラス単位で使えるチャットも最近は多く使われており、学校の中でもチャットを中心としたコミュニケーションが増えてきています。
例えば、チャット上で次の授業の連絡や宿題についてのコメントを先生から生徒に送ったり、チャットと学習管理のアプリを連携して宿題を管理するなどの活用が進んでいます。
もちろん、個人情報の保護の観点で、学校の外からそのチャットが見れないようなセキュリティの設計や、学校に関すること以外はつぶやけなかったりメッセージを削除できるような管理機能も必須要件として盛り込まれています。
③ 子どもたちの発達や教育についての情報が溜まり、最適な指導がしやすくなる
学習にICTを利活用していくことで、授業ごとの課題の進捗や正答率がデータで管理できるようになります。
紙で記載していた時代は、採点の結果の点数を記載する先生が大多数でしたが、各設問に対しての回答内容まで細かく記録できることで、「Aさんは文章題が特に苦手なんだな」「Bさんは今月から約分がスムーズにできるようになったな」という子どもたちの理解の深さがよりくっきりとわかるようになります。
3.ICT教育の実践事例
実際に、コロナ禍にオンライン学習が必要になったことなどを経て、学校教育でのGIGAスクール構想の実現はスピード感を持って進んでいます。
これは東京都世田谷区の事例です。
ICTの活用により授業の質が上げやすくなった事例として、ビデオ会議システムのブレイクアウトルーム機能の活用により、同じ授業に教室から参加する生徒と自宅から参加する生徒がいる場合でも、生徒同士の対話の時間をスムーズに作ることができるようになったことが紹介されています。

また、生徒に関する情報管理、そして生徒にとっての授業の受けやすさを改善した事例として、授業支援のクラウドツールを活用することで、生徒一人ひとりの課題の進捗を教師が一目で把握できるようになったり、逆に生徒も、自分の課題の進捗具合をビジュアル化して把握することで、見通しをもって授業に臨むことができるようになったことが紹介されています。

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/005/d00188984d/fil/onlinestudy7.pdf
4.おわりに
以上、GIGAスクール構想の実現によってどのようなポイントが変わっていくのかについて解説を行っていきました。
次回の記事では、実際にGIGAスクールの中で「学習をすすめる子どもたちや保護者が、塾にどのような期待を持つのか?」について解説を行っていきます。
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2023/4/26更新


