講師がやる気で活気のある教室なら、売上も伸びる!離職を防ぎ、パフォーマンスを高める声かけとは?【前編】

こんにちは!塾エイド事務局です。
2025年1月に塾エイドで実施しましたオンラインセミナー「講師がやる気で活気のある教室なら、売上も伸びる!離職を防ぎ、パフォーマンスを高める声かけとは?」の内容を2回に分けて紹介いたします。
講師は、株式会社ウーマンプラスα代表の菊地香恵氏です。
新年最初の弊会セミナー冒頭、2025年の展望として、「暗いニュースも聞かれる学習塾業界ですが、お客様目線で、やるべきことをきちんとやっている学習塾は大丈夫です!!」と力強いお言葉を菊地氏からいただきました。
よい人間関係を保ちつつ、時には厳しいこともきちんと伝えて講師を育成するにはどうすべきか?
経験に基づいた具体的なアドバイスが満載です。ぜひお読みください!!
目次
講師が辞める理由TOP3
生徒の指導を行う講師の良し悪しは、その塾の雰囲気や評判の良し悪しに直結し、売り上げにも大きな影響を及ぼす可能性があります。
また、少子化による採用難は学習塾業界全体としても深刻で、今いる講師の離職を防いで、その育成に取り組む必要性は高まっていると言えるでしょう。
「パワハラ」と言われることを恐れて、甘い言葉で「承認」だけを与えるような、フワッとした指導では良い講師を育成することはできません。
塾長・教室長の皆さんが、関わり方や声かけを柔軟に工夫することが大切です。
まずは「Z世代」と言われる、1990年代後半から2000年前半に生まれた若い講師の性質と特徴を押さえましょう。ジェネレーションギャップを感じる方も多いのではないでしょうか。
◆ Z世代の性質と特徴
・デジタルネイティブ世代:生まれた時からインターネットが普及
・堅実的&保守的な金銭感覚:リーマンショックによる不況下に育つ
・浪費よりコスパ重視:効率化を好む
・多様な価値観で個性を重視:価値観の押し付けと感じられることはNG
上記のような全体的な傾向をふまえ、Z世代は下図のように、大きく2つのタイプに分けられるそうです。

(出典:ウーマンプラスαセミナー資料)
「向上心溢れるタイプ」は、適切なコミュニケーションによって「自分の努力が認められている」と感じられれば、自ら育っていってくれるでしょう。
しかし実際には「メリット重視タイプ」の講師の方が多いのではないでしょうか。
このタイプの講師は、「ギリギリに来て、早く帰りたい」など「自分の予定を優先」し、「失敗や挫折を恐れ」、「評価されたい欲求が強い」一方で、SNSの影響もあり、「自分も他者を評価する立場にある」と考えるので、「納得がいかないと、自分の能力が活かせない場だと感じ、すぐに辞めてしまう」傾向が強いようです。
では、講師が実際に辞めてしまう理由のTOP3は、なんでしょうか。
ダントツ第1位は「人間関係の問題」で、「ここは合わないから辞める」しかも「すぐに辞める」というケースです。
第2位は、「だって、ここは自分のことを認めてくれないから」という理由。
「普段の自分を見てくれていない、評価されない」と感じたり、「もっと日頃の細かいことも認めてほしい、ほめてほしい」という欲求が満たされないと、不満に感じることが多いようです。
第3位は、「自分の成長に繋がらないので辞めます」というケース。
「十分な事前の指導もなくいきなり授業を持たされた」など、講師が期待するほどの十分な学びが得られなかったと感じてしまうと辞めてしまいます。
塾側としては十分説明しているつもりでも、講師にきちんと届いていないと、そうしたすれ違いは起こります。

(出典:ウーマンプラスαセミナー資料)
精神論、根性論が堂々と提唱された時代を生きてきた世代にとっては、「信じられない」と一刀両断したくなるところです。
でも、「そんなのダメじゃないか!」と否定しても、講師の離職を防いで、成長を促していくことはできません。
これらの離職理由について、講師たちの本音に対する理解と対策が必要です!
認知バイアス「お前だって論法」
講師を指導する際の前提として、認知バイアスのひとつ「お前だって論法」をご存じでしょうか。
「自分に非がありそうだ」ということは分かっている、でもそのことを「受け止める覚悟ができていない」時に、上司から意見や指摘されると、上司の荒さがしをして「自分の~はどうなんだ」と矛先をそらして受け入れようとしないことを言います。
心の中で反論しているため、行動変容にはつながりません。
そこで、講師に指導を聞く耳を持ってもらうには、下記の「3つの理解」が大切です。
◆ 3つの理解
・人には矛盾や逃げたくなる本能があることへの理解
・「認めてくれている」と感じた場合は、受け入れる体制ができるという理解
・意見やアドバイスを伝える時は、表情や態度、伝え方が大切という理解
講師の「承認欲求」を満たしつつ、指導の内容が受け入れやすいコミュニケーションを心がけましょう。
人間関係の問題とは?
「講師が辞める理由TOP3」について、まずは、「人間関係の問題」から対処法を考えてみましょう。
「人間関係の問題」にはさまざまな要因がありますが、そのほとんどはコミュニケーション不足によって、塾長・教室長に対して誤解や先入観を持ってしまうことが多いようです。
普段からまめにコミュニケーションをとり、心を開いて本音を語れる環境をどう提供するか、ということが重要です。
では、どのような場合に「人間関係で合わない」と思うのでしょうか。
多忙や余裕がなく、知らず知らず眉間にしわがよっていたり、不機嫌オーラが出ていませんか?
昭和生まれのご自身の価値観で、昔の武勇伝などを語っていないでしょうか?上から目線はNGです!!
また、いきなり指摘したり、指摘ばかりで相手を萎縮させ、やる気を下げていませんか?
指導を受ける相手の気持ちを考えたコミュニケーションを心がけましょう!!
では、どうすればよいのでしょう?
まずは笑顔で表情に注意をし、真剣な話であっても、微笑みは大切にしましょう。ご自身が話している時の顔をぜひチェックしてください。
次に指導する相手に対して「興味関心を持つ」こと。「若い=未熟」と決めつけず、相手を尊重しましょう。尊重する姿勢があれば、自然に言い方も変わるはずです。
そしてきちんと「認める」姿勢を見せたうえで、指摘、アドバイスをしましょう。「承認」と「指導」はワンセットで初めて相手に届くと留意しましょう。

(出典:ウーマンプラスαセミナー資料)
指導時のチェックポイントは下記のとおりです。ぜひ、一度チェックしてみてください!
【チェックポイント】
1.経営者や上司の顔で、硬い表情になっている可能性がある(無意識なので気づきにくいです!)
2.思考に意識が向いてしまい、表情が硬くなる(男性脳に多い・内容が優先)
3.上司らしく話すことが大事だと思っている(威厳・腕組み・上から目線)
4.忙しさや余裕のなさでイライラが伝わる(他のことで精一杯になっている)
まとめ
ここまで、2025年1月実施の塾エイドオンラインセミナー「講師がやる気で活気のある教室なら、売上も伸びる!離職を防ぎ、パフォーマンスを高める声かけとは?」より、「最近の若者」の考え方の傾向、講師が辞めてしまう理由「TOP3」から、「人間関係の問題」への対処方法についてまとめました。
セミナーに参加してくださった方のなかには、「威厳のある話し方をしないと指導にならないと思っている方がいる」とのお話に、ドキッとされた方もいらしたのではないでしょうか。
「後編」では引き続き、「講師が辞める理由TOP3」より、「認めてくれれない」「成長に繋がらない」という2点についての解決策をご紹介します。
ぜひ、続けてお読みください!
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2025/3/25更新


