講師がやる気で活気のある教室なら、売上も伸びる!離職を防ぎ、パフォーマンスを高める声かけとは?【後編】

講師がやる気で活気のある教室なら、売上も伸びる!離職を防ぎ、パフォーマンスを高める声かけとは?【後編】

こんにちは!塾エイド事務局です。

2025年1月に塾エイドで実施しましたオンラインセミナー「講師がやる気で活気のある教室なら、売上も伸びる!離職を防ぎ、パフォーマンスを高める声かけとは?」のセミナーレポートです。

後編の今回は、「講師が辞める理由TOP3」から、「認めてくれない」「成長に繋がらない」という2点について考えます。

前編はこちら

講師は、株式会社ウーマンプラスα代表の菊地香恵氏です。

ちょっとした会話の工夫で、講師のやる気を引き出し、指導の内容に向き合えるようになるそうです。

ぜひ、お読みください!!

講師を育てる「承認力」

「後編」のはじめに、まず、「認めてもらえない」という講師の退職理由について考えましょう。

人は誰しも「認めてもらいたい」という承認欲求を持っています。一見クールでそうは見えない人でもそうです。若手、ベテランの差もありません。

すべての講師に対して、上司から感謝や承認の言葉を伝えることが重要です。

講師に「感謝」を伝える

「感謝」とは、「ありがたい」という気持ちを表すことです。言葉や態度で表すことで、相手との心の距離を縮めるきっかけとなります。

あらゆる機会を使って、心からの言葉を照れずに伝えましょう。

<こんな時に…>

 ■授業をがんばってくれた

 ■忙しいなかスケジュールをあけてくれた

 ■生徒のことをよく見てくれている

 ■成績を上げてくれた

 ■いつもありがとうの日頃の感謝…など

<こんな風に伝えましょう>

 ■いつもありがとう

 ■助かりました

 ■感謝してます

これらの3つの感謝のことばを、「具体的に」「目を見てまっすぐ」伝えると、相手の気持ちが動きます。

 例1:「○○の件、本当に助かったよ。さりげなくフォローしてくれてありがとうね。」

 例2:「いつも一生懸命に対応してくれてありがとう。感謝してます。」

(出典:ウーマンプラスαセミナー資料)

意外と忘れがちなのが、「気心がしれた身近な存在」への感謝です。

楽しくコミュニケーションをとるだけでなく、率直な感謝を照れずにまっすぐ伝えることもお忘れなく!!

受け止める言葉2つのポイント

相手の話を聞く時に、相づち受け止める言葉がとても大切です。

「事務的な相づち」→「深く聴いている」相づち

「なるほど・はいはい・うん」と淡々と事務的に相手の話を流していませんか?

「そうなんだぁ・大変だったねぇ・えー!・それはすごい!やったね!」など、

 ① 感情豊かに

 ② 語尾を柔らかく

 ③ 感嘆詞でバリエーション豊かに

相づちをうちながら、相手の話を聞きましょう。

「もっと話して欲しい」共感&興味で受け止める

「認められた」と感じるためには、「自分の話が受け入れられた」と感じられることが必要です。

そのためには、相手に話してもらうこと。「もっと話して」と興味・関心を持って、前のめりに聞きましょう。

 ① 話をさらに深める言葉…「それからどうなったの?」「もっと詳しく教えて」

              「それで?」

 ②真逆の意見を受け止める…「そういうことなんだ」「面白いね」

              「自分にはその視点はなかったなー」

相手の話を聞く時に、逆説ワード「~だけど・でも・だからさぁ」、否定ワード「それは違う」はNGです!否定しなくてもコミュニケーションを続けることは可能ですので、工夫してみてください。

成長に繋げる「声かけ」

次に、「ここで自分は成長できない」と講師に思われないための「声かけ」はどうすればよいのでしょう。

Z世代でもベテラン講師でも、人は成長したいという気持ちを持っています。しかし、指摘、アドバイスが具体性に欠けていたり、アドバイスをする人間の主観的なものだと思われると、感情で反応してしまい受け入れることができないということが起こります。

そういった背景を考え、成長に繋げる声かけや本当に必要なことを本音ベースで伝えることが大切です。指導が響くものになるように、いくつかのテクニックがあります。

◆ 指導&育成の言葉2つのポイント

 ① 「許可をとるYES取り」

  指導を始めるときに、相手の許可をとります。

  例1:「今日は○○先生について聞きたいんだけど、いくつか質問しても大丈夫かな?

  例2:「~について教えてくれてありがとう(承認)。今後先生には~を任せていきたいと思って

                いて、これからお願いしていきたい点など、今日は率直にお伝えしていいですか?

  →「はい、もちろんです」と、聞く体制ができる!

  これは、自分の選択権が尊重されることにより、選択できる安心感から聞く体制ができるという

  心理を利用したテクニックです。このステップを取り入れることで、直言も届きやすくなるので、

  上手に取り入れたいですね!

  ②「承認+提案+パス」 

   指導の前に必ず相手を認めることをセットで行い、指導したいことを続け、そのことについてどう

   考えるか、どうしていきたいか、質問を投げかけます。

   例1:「○○先生は~が強味だよね。その強みをさらに活かすため○○というのはどうかな?」

   例2:「先生は~だと思っています。ただ今のままでは、~と思われて壁ができてしまうとも感じ

      ています。~を強化していくと良いと思うんだけど先生自身はどう思いますか?」

   →「確かにそうですよね」

   講師自身が指摘を受け入れる段階を、指導者が一緒に進む姿勢を見せると、効果的な育成に

   つながります。

 ポジティブフィードバック3つの要素

 講師を指導する際のフィードバックは、相手のやる気をアップさせるポジティブなものであるべき

 です。そのための3つの要素は下図のとおりです。

(出典:ウーマンプラスαセミナー資料)

◆ 相談したくなるような具体的な声かけ

 次の例のような声かけの改善を考えてみましょう!

 例1:「何か困ったことがあればいつでも相談して」(漠然としていて、丸投げに感じる)

  ⇒「講習後はみんな疲れも出るんだよね。生徒との関係や成績などふだん困っている点を教えて

   もらえないかな?」(寄り添う姿勢を示す)

 例2:忙しい日々でコミュニケーションが不足していると感じる場合

  ⇒「最近ゆっくり話せなくてごめんね○○先生の状況を教えて欲しいんだけど少しいいかな?

   (配慮の「ごめんね」+YES取り=良好な関係を築ける!!)

 会話のきっかけを講師任せではなく、積極的に関わること、また、答えやすい工夫や配慮によって

 「そんなところまで気にかけて聞いてくれるんだ」と感動し、信頼が高まります。

◆ 【1on1面談】コルブの経験学習モデル

 指導・育成は1日にしてならずです。

 1ヵ月に1度など、定期的に「1on1面談」の機会を作り、信頼関係を高め、継続的な育成を行い

 ましょう。

(出典:ウーマンプラスαセミナー資料)

講師と顧客の満足度は一致します。

承認の声かけ・本音を伝え合う場をつくることで満足度をあげ、講師のモチベーションが高まれば、顧客である生徒の満足度が上がり、教室の雰囲気が一層活気あるものとなり、売上の向上につながります。

労力を伴い、難しいことではありますが、ともに講師の育成に取り組みに取り組んでいきましょう!!

(出典:ウーマンプラスαセミナー資料)

【講師紹介】

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学習塾マナー講師・キャリアカウンセラー

講師育成コンサルタント

株式会社ウーマンプラスα 代表 菊地 香江 氏

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▼プロフィール

北海道北見市生まれ。

小中高(卒)の学習塾経営(塾長)の経験を活かした学習塾専門マナー講師、講師育成コンサルタント、キャリアカウンセラー。

男女脳の違いや女性視点を活かした保護者対応や生徒のモチベーションを上げる仕組み化を考えた研修プログラムを構成。

品格とおもてなしが感じられる人材づくりや、現場目線を活かしたサポートを得意とする。

大手塾や個人塾の経営者から信頼を得ながら全国各地に出向いて研修する日々を送る。

まとめ

いかがでしたか?

相手の視線で話し方や態度を考える取り組みは、新規面談の時になどにも活かせそうですね!!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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2025/4/1更新